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北陸工業新聞社
2019/10/11

【石川】予算執行適時適切な発注を/19年度第2回県土木部所長会議 

 19年度第2回石川県土木部所長会議は10日、県庁会議室に同部幹部、出先機関の各事務所長、本庁各課長らが出席して開いた。
 中西吉明副知事は「昨今、全国的に自然災害が大変多く、(上陸が見込まれる)猛烈な台風19号も大変心配している。今回の台風を含め、減災対策には十分意を用いてほしい」と述べたほか、それぞれの課題にも「一人一人が総意工夫することはもちろん、普段から県庁各部と連携し、幅広い視点でしっかり対応して頂きたい」と語った。
 竹俣隆一土木部長は訓示の中で、「(今年度に入ってからの)半年を振り返ると、全国的に大きな水害が発生し、本県においても6月から8月、中能登を中心に記録的な豪雨となったが、お陰様で日頃皆さんが防災、減災対策に取り組んできた結果、河川の越水もなく過ごすことができた。今後とも県民の安全安心の確保に向け、より一層努力、尽力してほしい」と語った。62億円余の(9月)補正予算にも触れ、「今後、予算執行と相成るが、公共事業は地域経済の下支えという側面を持っていることにも十分配慮し、適時適切な発注を心掛けてほしい」と強調した。
 また、冬期に向けて来月から除雪体制をとっていくが、「2年前、大雪だったことを我々は忘れることなく、県民の生活、経済活動に支障を及ぼさないよう、国、市町と連携を密にし、役割分担も明確にしながら、できる限りのことやってほしい」と、出席者に呼び掛けた。
 会議では、各出先事務所の所長らが主要事業の進捗状況や、今後の見通しなどを報告した。 

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