飛騨市は、電線地中化計画の取り組みで、2019年度から3カ年で「壱之町線」の整備を行う計画だ。19年度分の工事を20年1月にも発注するため、引き込み管の設計を10月中にトーエネック高山営業所(高山市)と随意契約する方針でいる。また同路線以外の電線地中化については、「大横丁線」など3路線の事業計画を19年度でまとめる。
壱之町線で地中化する区間は、壱之町5ノ5〜末広町2ノ17までの延長560b。引き込み管は地上の電線を地下に引き入れる部分となる。設計では、設置位置や各施設との接続方法などの他、引き込み先の住民や関係事業者などとの調整も行う。
地中化完了後の22年度に電柱を除却し、23年度に美装化(舗装・街路灯設置)工事を行う。電線地中化工事の概算事業費は約2億6000万円で、それを含む美装化完了までの概算総事業費は約4億6000万円を見込んでいる。
19年度分は、年明けの1月に発注し、積雪期間は現地調査や資材の調達などを先行して進める。地中化する本管と引き込み管の施工は20年5月ごろから着手する見通し。工期は約6カ月。
地中化本管の設計もトーエネック高山営業所が担当した。
同市では、壱之町線以外の路線についても無電柱化事業計画を庁内で19年度内に策定する。対象は「大横丁線」「三之町線」「二之町線」の3路線。事業計画では、整備スケジュールなどの将来計画を策定する。
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建通新聞社