笠岡市・井原市・浅口市・矢掛町・里庄町の3市2町で構成する岡山県西部衛生施設組合(管理者・小林嘉文笠岡市長)は、公募型プロポーザルで募集していた「新ごみ処理施設整備基本計画策定等その1」の契約候補者にエイト日本技術開発(岡山市北区)を特定した。納期は2020年3月31日。
選定中の整備候補地は、各首長が参加する西部ブロック協議会の総会で最終決定するが、現在のところ決まっていない。決定すれば、基本計画に候補地を盛り込むための業務を追加して委託する予定。
今回の業務内容は、新ごみ処理施設整備の基本計画の策定と事業手法の検討、(仮称)施設整備基本計画検討委員会の運営支援など。
基本計画は過去にまとめた各種計画を基に最新の内容に更新する。以前の計画によると、必要処理能力は1日当たり150d程度。炉形式・燃焼方式は全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)。施設用地の面積は1万8700平方b(110b×170b)程度で、ごみ処理施設と管理施設、駐車場用地などを配置するとしている。
事業方式は、公設公営方式やDBO方式、PFI方式などの導入を比較検討し、評価・選定する。
同組合は、基本計画策定費として19年度当初予算に1969万円を計上。20〜22年度の債務負担行為として限度額9514万円を設定。今後は22年度までに計画策定や環境アセスメント、事業者選定などを行い、24年度末までに新施設を整備。25年度からの稼働を目指す。
「提供:建通新聞社」