岐阜県警察本部は、多治見警察署新築の基本・実施設計について、公募型プロポーザルを公告した。参加表明書の提出は10月18〜24日まで。これに先立ち、参加表明書に関する質疑書の提出を10月11日まで受け付ける。技術・企画提案書に関する質疑書の提出期間は10月31日〜11月13日まで、同提案書の提出期間は11月19〜28日までとした。選定は、12月6日に第1次評価を行い、12日ごろに評価結果の通知とヒアリング参加要請書を送付。12月19日に2次評価(ヒアリング)を行い、12月下旬〜20年1月上旬に評価結果の通知と公表を行う見通しだ。
参加資格要件は単独または2者構成のJV。単独の場合は岐阜県内に本店、JVの場合は、少なくとも1者が岐阜県内に本店を有することとしている。
設計委託金額の上限は1億7715万8300円(税別)に設定。業務内容は庁舎棟・付属棟・外構・旧庁舎解体・仮設庁舎の基本・実施設計。履行期間は基本設計が20年9月末、実施設計が21年6月末までとなっている。
既存庁舎は、県内の警察署の中で最も古く、完成から47年が経過。老朽化が著しく、機能不全に陥っている部分がある上、敷地が狭いため、駐車場不足も否めない状況となっている。そこで、県警は既存施設の近隣の民地と多治見市有地を取得して新警察署を建設することにした。具体的な敷地面積は公表していないが、既存の敷地6700平方bに対し、1・5倍程度の敷地を確保するとしている。
新庁舎の規模や機能などの内容は委託する設計の中で固める。具体的な想定規模も示していないものの、既存施設よりも1・8倍ほど広い、鉄筋コンクリート造3階建て延べ6000平方b以上となりそうだ。
所在地は多治見市宝町6ノ65。
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建通新聞社