道路管理者は、道路橋などの近接目視点検が2014年7月から義務付けられ、18年度までの5カ年で1巡目の点検が終了、19年度から5カ年で2巡目の点検作業に入る。近接目視点検は5カ年のローリングで実施されている。
愛媛県内の道路橋は1万3023橋(19年7月末現在)。うち管理者別では国が920橋、西日本高速道路会社が409橋、本州四国連絡高速道路会社が47橋、県が2678橋、市町が8969橋。各管理者とも今後、5カ年の点検計画(表参照)を立てており、19年度には国は157橋、西日本会社は44橋、本州四国連絡会社は9橋、県は204橋、市町は1708橋の点検を計画している。
また、技術者不足や不在など対応が難しい市町に対して、愛媛県は点検業務を受託し、市町に代わって代行する業務「一括発注」を、19年度は東温市、愛南町に加え新たに砥部町の3市町から受注し実施する。
一方、トンネルや道路付属物などの構造物では、トンネルの管理数は国が55カ所、西日本会社は69カ所、本州四国連絡会社は3カ所、県は171カ所、市町は56カ所。点検計画は国が19年度に10カ所、20年度に11カ所、21年度に9カ所、22年度に14カ所、23年度に11カ所。西日本会社が19年度に12カ所、20年度に8カ所、21年度に10カ所、22年度に23カ所、23年度に16カ所。本州四国連絡会社が19年度に1カ所、20年度はゼロ、21年度に1カ所、22年度に1カ所、23年度ゼロ。県が19年度ゼロ、20年度に38カ所、21年度に48カ所、22年度に44カ所、23年度に41カ所。市町が19年度に1カ所、20年度に6カ所、21年度に17カ所、22年度に6カ所、23年度に26カ所を計画。
大型カルバートやと歩道橋など道路付属物の管理数は、国が255カ所、西日本会社は145カ所、本州四国連絡会社は7カ所、県は126カ所、市町は33カ所。点検計画は国が19年度に11カ所、20年度に6カ所、21年度に145カ所、22年度に63カ所、23年度に30カ所。西日本会社が19年度に12カ所、20年度に33カ所、21年度に35カ所、22年度に34カ所、23年度に31カ所。本州四国連絡会社が19年度ゼロ、20年度に2カ所、21年度に5カ所、22年度ゼロ、23年度ゼロ。県が19年度ゼロ、20年度ゼロ、21年度に44カ所、22年度に44カ所、23年度に38カ所。市町が19年度に1カ所、20年度に22カ所、21年度に3カ所、22年度に1カ所、23年度に6カ所を計画している。
提供:建通新聞社