高知県林業振興・環境部は、牧野植物園新研究棟を建設するため、基本設計の公募型プロポーザルを行った結果、細木建築研究所(高知市)に決めた。期間は2020年3月27日まで。20年度に実施設計を進めた後、21年度に工事発注し22年度の完成を目指す。
新研究棟は3階建てを基本とし、延べ床面積は約1600平方b。CLTなど新たな木質構造部材を活用する方針。施設内は研究、オープンラボ、利便施設の3部門で構成。研究部門では研究員室、実験室、標本庫など、オープンラボ部門ではジョイントラボ、キッズラボ、交流スペース、利便施設部門では現在南園にあるショップを移転する他、50席以上を確保した眺望レストランを最上階に設ける。
規模の詳細と施工計画は基本設計の中でまとめるが、現段階では、既存の研究施設である資源植物研究センターを解体しながら新研究棟の建設を進める2段階施工とする案が有力となっている。
場所は高知市五台山4200ノ6。
提供:建通新聞社