美波町は、津波被害に備えた事前復興事業「高台整備」で、11日に開札する第1分割に続き、第2分割を年内に発注する。年内には家屋解体第1分割および配水管移設も発注する予定。
第2分割は、高台への南側からの入り口として、町道庄屋地3号線の国道55号からの進入部と周辺を整備する工事。工事用道路となり、国道北側に整備する2号洪水調整池に伴う排水工を含む。
一方、11日に開札する第1分割は高台へのメイン道路・町道弁才天4号線の同じく国道55号から西方向への入り口部分で工事内容は路体盛土、地盤改良、防災施設、側溝となっている。
年内に別途発注する家屋解体は2カ所、配水管移設は延長約200bを予定している。
高台整備の全体面積は約9・4f(山地、斜面対策工部分を含む)。グラウンド有効面積2万0630平方b、標高24bの高さに造成する防災公園と北側に町弁才天4号線、西側と南側に町道庄屋地3号線を配置する。また、防災公園の東側には幼保連携型認定こども園の敷地約5500平方b(通路、駐車場を含む)を標高14・6〜14・8に造成する他、防災公園の駐車場は公園北側に、1号洪水調整池は整備区域の東側(国道の西側)にそれぞれ整備する計画。
なお、防災公園など造成工事の本格発注は2020年度からになる。
場所は奥河内字弁才天。設計および許認可申請はエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)。
工事費は当初に5億7000万円を計上していたが、現在も地元協議を続けており、9月補正では1億0500万円を減額している。
提供:建通新聞社