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滋賀産業新聞
2019/10/08

【滋賀】甲賀市 鹿深夢の森施設整備

 甲賀市は、21年に滋賀県で開催される第72回全国植樹祭の式典会場である鹿深夢の森の施設整備について、現在、県と整備役割分担等の協議を行っている。
 基本的には主催者である県が整備を実施していく方針。整備規模は、既存施設を有効に活用することで開催経費の削減に繋がることが鹿深夢の森が主会場として選定された理由の1つであったことから、必要最小限の整備となる見通し。市としては、県に可能な限りの整備を要求した上で、市でも予算を投じ、整備後20年以上が経過している各種設備の老朽化対策等を行い、植樹祭後も多くの利用が見込め多世代が触れ合えるより良い施設へと改修していく方針だ。
 鹿深夢の森の全体敷地面積は約11・1fで、敷地内に、遊具を設置した広場や各種イベントに対応した「夢の庭」や、甲賀創健館を改修した年間約3万人の利用がある子育て支援施設「ここもーり」が設置されているRC造(1部S造)平屋建、883・35平方bの建物(その他、てるてるパーク・甲賀保健センターの2施設も設置)、和室・茶室・作業室等を備えた、文化教室等を開催しているW造平屋建、約210平方bの「匠の里」や、式典会場となる円形広場がある。円形広場については、去る7月に岩永裕貴甲賀市長から三日月大造滋賀県知事に直接、全面芝生化の要望されたところであるが県としては正式な回答は未だ行われていない。
 全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるために行われる国土緑化運動の中心的な行事で、天皇皇后両陛下のお手植え・お手播きをはじめ、県内外からの多くの参加者のもとで記念植樹や各種表彰行事などが行われる。今年度は愛知県、来年度は島根県、そして21年度に滋賀県での開催が決定しており、主会場となる鹿深夢の森がある甲賀市は、魅力を全国に発信できる絶好のチャンスと捉え、岩永市長がオール甲賀で取り組むと宣言し、大会の気運を高めている。

提供:滋賀産業新聞