2018年度優良建設工事の選考を巡り、県土整備部は4日までに候補現場45件に絞り込んで最終チェックに入った。10月中旬までに決定し、11月の「第19回住みよい県土づくり表彰式」で知事表彰する。また、今年度から「若手優良技術者表彰制度」の創設を決めた。
優良建設工事の選考対象は、18年度に工事検査を受検した工事請負対象設計金額500万円以上の856現場。工事成績点数の上位者を優先し、各発注機関が推薦調書をまとめ提出した。この結果、基本ラインの84点以上37件に、各事務所長による推薦8件を加えた計45件の推薦書が集まった。
主な工種ごとの内訳は▽土木一般27件▽アスファルト5件▽建築一般4件▽そのほかPC、法面保護工など9件。
最高点は87点で設備工事2件が該当し、それぞれの現場担当者は「優良技術者」として表彰する。
また、新設の「若手優良技術者表彰」は、若年者のモチベーションや地位を向上させて業界への定着を促進することが目的。今回、優良建設工事を受賞した現場担当者の中から「35歳以下」の技術者を選定し、県土づくり表彰の席上、部長表彰する。
表彰式の開催は11月中旬を予定して日程を調整中。同部は「10月中旬までには優良工事を決定したい」(県土総務課)と話し、各候補現場の推薦内容を最終確認している。
日刊建設工業新聞