能勢町は、旧歌垣小学校の再編事業について、町の東地区の福祉拠点として活用するため改修工事を実施する。改修工事の制限付き一般競争入札を2020年4〜5月に公告する見込みだ。工事には20年7月に着手し、21年3月の完成を予定している。19年度は旧歌垣小学校再編整備実施設計工事監理業務を山田綜合設計(大阪市中央区)に委託し、耐震診断などを行う。履行期間は20年3月まで。
16年に廃校となった同校施設について、町は17年3月に策定した「公共施設等総合管理計画」の中で活用策を検討していた。
校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1900平方b。診療所とデイサービスが入居し、町役場の窓口機能と催し会場などに使用する貸部屋を備える住民サービスセンターを併設した複合施設を整備する。当初の調べで同校は耐震基準を満たしていたが、診療所機能などが入ることから改めて耐震診断を実施することにした。
また進入通路や駐車場とするスペースの造成工事については現在公告中で、順調なら11月上旬に契約し、20年6月に完了する予定だ。
所在地は能勢町倉垣993ノ2。
基本設計と造成設計は阿波設計事務所(大阪市浪速区)が担当。
提供:建通新聞社