沼津市は10月1日、香陵公園周辺整備PFI事業で、7月26日に3グループから入札書・提案書の提出があり、学識経験者らで構成する「沼津市PFI事業検討委員会」の審査を経て落札者を決定した。落札者は清水建設グループで、落札額は127億0089万6800円(消費税および地方消費税相当額を含む)。10月に基本協定を締結する。
グループの構成員は梓設計(東京都大田区)、大岡建設工業(沼津市)、大藤建設(沼津市)、富士峰建設(沼津市)、日本管財(東京都中央区)、美津濃(大阪市住之江区)、建設技術研究所静岡事務所(静岡市葵区)で、協力企業はIHI運搬機械(東京都中央区)、ミズノスポーツサービス(大阪市中央区)、日本リコメンド(東京都港区)、M’s PLANNING(沼津市)。
事業の範囲は、新設する新市民体育館や新駐車場(平面部・立体部)に加え、事業対象地内の設計、建設、工事監理、維持管理および運営(既存施設の解体を含む)を一体的に行うものとし、これらの業務を統括管理する。事業地内に位置する市民文化センターの維持管理および運営については、事業とは別とし、市が別途選定する指定管理者が行う。
対象施設は、新市民体育館、新駐車場、外構の他、既存施設では市営香貫駐車場、香陵駐車場、勤労者体育センター、香陵武道場、勤労青少年ホームで、これらのうち、勤労者体育センター、香陵武道場、勤労青少年ホーム、旧香陵運動場管理棟は解体する予定。
事業期間は、事業契約(本契約)締結の日(12月を予定)から2038年3月までの18年4カ月を予定する。
建設地は御幸町92ノ1他、敷地面積は約4・1f。新市民体育館の規模は3階建て延べ1万7200平方b、メインアリーナの有効競技床は61b×37b以上(有効天井高12・5b以上)、メインアリーナ観覧席は1000席以上。新駐車場の駐車台数は、平面部と立体部を合わせて650台を確保する。
新駐車場(立体部)の供用開始は21年1月、新市民体育館は23年1月、新駐車場(平面部)および外構は24年4月を予定している。
提供:建通新聞社
(2019/10/4)
建通新聞社 静岡支社