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建通新聞社(岡山)
2019/10/04

【岡山】新見市 駅西エリア整備プロポ 緑樹グループを特定

 新見市は9月30日、公募型プロポーザルで事業者を募集していた新見駅西エリア整備事業の「都市拠点施設整備」で、優先交渉権者に地元3社で構成する「緑樹グループ」を特定した。代表は緑樹(高尾、佐野衆一社長)で、構成法人は新見ガス(高尾、田原隆盛社長)、田中実業(正田、田中康信社長)。近く基本協定を締結し、事業対象地の売却に向け詳細な計画づくりを進める。2021年1月の着工、22年4月の供用開始を目指す。
 同グループは、学生・市民同士の交流が生まれる学生居住棟、新見の魅力に出会える交流施設棟の整備を提案。学生居住棟は5階建て。1階に交流空間を備え、2〜5階に賃貸住宅100室を整備する。交流施設棟は新見産材を活用した木造2階建て。1階にカフェや新見セレクトショップなどを配置し、2階にオープンテラスを設け、にぎわいや出会いの空間を演出する。駐車場は、車いす用3台と普通用22台を確保する。
 市は基本協定締結後、1年以内に事業対象地(約3300平方b)を同グループに売却する方針。学生居住棟を含む事業用地(約3000平方b)の単価は1平方b当たり2万2800円、その他の事業用地(約300平方b)は2万8500円。用地取得費を含めた事業費は約10億円。
 さらに今回の事業者選定審査会は、家賃の低減や備え付け家具などの導入、災害時の避難場所としての機能、施設建設などに市内事業者を活用することなどの要望を出しており、同グループには今後、より具体的な配慮と提案が求められている。

「提供:建通新聞社」