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日刊建設工業新聞
2019/10/02

【鳥取】発注18件、うち落札5件/害復旧工事の相次ぐ不落札に

 県八頭県土整備事務所で災害復旧工事の不落札が相次いでいる。今年度同事務所が発注した18件の災害復旧工事のうち、落札されたのは5件(10月1日現在)と3分の1に満たない。同事務所では復旧カ所を組み替えて規模をより大きくしたりするなどして再発注する。
 不落札の背景として人手不足はもちろんだが、災害復旧工事は利益が少ないことが原因とみられる。また、同事務所では「災害カ所の残工事は小規模なものが多く手間がかかるため、通常のプロパー工事が出るまでは様子を伺いたいという思惑があったようだ」(河川砂防課)と推測している。
 同事務所で不落札となった災害復旧工事は、きょう2日入札予定の横瀬川外災害復旧工事を除いて12件53カ所。概算工事費8億円。
 再発注にあたり同事務所は「工事の組み合わせを変更したので、少しでも多くの災害復旧工事の落札が決まってくれたら」(同)と説明。不落札になった災害復旧工事の組み合わせを変更して土木一般A級工事の規模を大きくし、B級工事を3件確保。業者側が受注しやすくする。
 同事務所によると、残工事12件の組み合わせを変更した結果、残りは9件。土木一般A級6件、B級3件を来週7日に開く審査会で調達条件を決めて8日に公告する。

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