トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(岡山)
2019/10/02

【岡山】玉野市 新給食センター建設へ公開プレゼン

 玉野市は9月26日、新しい学校給食センターの建設と運営、維持管理などを担う民間事業者を選定するため、4月に公告した公募型プロポーザルで応募があった事業者2グループによる提案内容のプレゼンテーションを一般に公開した。
 公平性を期すため社名などは公表せず、「提案者1」と「提案者2」として発表。まずは提案者1が事業手法について民設民営方式を採用し、「玉野市の財政コスト削減に最大限寄与する」と説明した。一方で提案者2はBTO方式の導入を掲げ、「学校施設環境改善交付金が受けられるため、1億9600万円が削減できる」とした。また、食の安全性や食育の観点からもそれぞれが特徴をPR。10月上旬には審査結果が公表される。
 現在の学校給食センターは1970年の開設で、規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋1294平方b。市内西部の8小学校と4中学校に約3200食を提供している(能力は6000食)。東児調理場は72年の開設で、規模は鉄骨造平屋653平方b。東部の6小学校と3中学校に約1000食を提供している(能力2000食)。いずれも老朽化に加え児童数の減少から稼働率が低下しているのが現状で、運営の効率化なども図る必要があるため2施設を統合することになった。
 新施設での供給能力は1日当たり最大で3800食。アレルギー対応食は50食。小学校14校、中学校7校が対象。建設候補地は築港5ノ22の玉野競輪場第6駐車場(約1万4000平方b)。2020年1月から順次、設計と工事に取り掛かり、30カ月間を経て22年9月に供用を開始する。

「提供:建通新聞社」