金沢市は、城北市民運動公園にある市民野球場の再整備について、20年度から2カ年で工事に着手する方針だ。
磯部町の城北市民運動公園内にある同野球場は1990(平成2)年に開場。広さは両翼99メートル、中堅122メートルで、内野はクレー、外野は天然芝。照明設備は6基備わり、収容人員は内・外野あわせて1万人。
現施設は経年劣化によりスタンド席の固定部が錆びていたり、会議室の天井の一部が雨漏りで腐食している。天然芝グラウンドは水はけがあまり良くなく、雨天時には試合順延や中断のトラブルも少なくないという。
再整備では、来年度に観客用と選手用のトイレや更衣室などの改修、諸室や観客席などの防水改修、グラウンドの天然芝から人工芝への張り替え、21年度に水銀灯のナイター照明をLED灯に切り替える改修工事を予定する。
実施設計は改修(建築)をアイエス建築設計事務所、同(設備)を浦設備研究所、人工芝整備をアルスコンサルタンツが担当している。