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北陸工業新聞社
2019/10/03

【富山】新技術・工法が一堂に/けんせつフェア北陸始まる/富山で初開催 

 産学官の優れた建設技術を一堂に集めた「けんせつフェア北陸in富山2019」が2日、富山産業展示館(テクノホール)で始まった。大勢が来場し最新の技術・工法を見て、触れて、認識を深める機会となった。富山県内では初めてで、3日まで開催される。
 今回のテーマは「次世代へ、イノベーションをもたらす建設技術」で、151企業・団体355件の新技術・工法が出展した。屋外には体験型のICT特設展示場も設置。ICT建設機械の実演や体験乗車会などを通して「i―Construction 貫徹の年」を周知した。担い手確保を目的に、大学・高校など13校約800人が招待され、最新技術に触れた。合同企業セミナーも催され、地元企業と学生のマッチングの場とした。主催者によると、2日間で5000人の来場者を見込んでいる。
 オープニングセレモニーでは、フェア実行委員長の内藤正彦北陸地方整備局企画部長が開会を宣言。続いて吉岡幹夫北陸地方整備局長が「展示にはi―Constructionの技術、インフラ点検の技術、北陸特有の雪対策の技術などがあり、地域の建設技術の研さんに役立つものと確信している。見学を通して新技術・新工法の活用につなげてほしい」とあいさつした。来賓の森戸義貴国土交通省総合政策局公共事業企画調整課長があいさつした後、関係者によるテープカットが行われた。
 会場内では、新たに研究開発された新技術などを紹介する「建設技術報告会」も同時開催。「環境の保全と創造」「雪に強い地域づくり」「自然災害からの安全確保」などをテーマに技術報告が行われたほか、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構第一宇宙技術部門技術領域主幹の冨井直弥氏による「宇宙からのインフラ調査点検」と題した基調講演もあった。

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