白川町は、町内の全小中学校を再編・統廃合し、義務教育学校「美濃白川学園」の創設を検討している。25日に公表された「白川町立小・中学校再編にかかる答申書」の中で明らかとなった。今後、町内部でさらに検討した上で町民の理解を得るための活動を行っていく。
町内の公立学校は、白川北小(板ノ東4310)、白川小(和泉342ノ2)、蘇原小(赤河1079ノ1)、黒川小(黒川2808ノ1)、佐見小(上佐見487)、白川中(河岐1830)、黒川中(黒川2929)、佐見中(上佐見1958)の全8校となっている。
少子化の進行による児童・生徒数の減少とそれによる複式学級の解消や、学校校舎の維持管理負担低減のため、町では学校再編計画を進めている。
計画の第1段階として、2020年4月に白川小学校と白川北小を統合して(新)白川小(校舎は白川北小を使用)を開校する。その後は、統廃合を繰り返しながら10年以上の期間を掛けて美濃白川学園創設を目指すが、学園そのものが設立されない場合も考慮し、検討する。
想定している美濃白川学園は、本校とその分校舎2校(黒川校・佐見校)で構成する。本校は現白川中の場所に設置し、黒川校は黒川中の校舎を、佐見校は佐見中の校舎を利用する予定となっているが、詳細は現時点では未定となっている。
再編については白川町小中学校再編検討委員会(纐纈守章委員長)で検討を行い、9月3日に最終答申書を提出した。今後、この答申内容について内部でさらに検討を進め、21年度から始まる白川町第6次総合計画に反映させる予定だ。
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建通新聞社