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滋賀産業新聞
2019/10/02

【滋賀】愛荘町 愛知川栗田線(豊満工区)の道路改良

 愛荘町が、町道愛知川栗田線(豊満工区)道路改良事業を計画している。施工計画延長は約228b。17年度に詳細設計(担当=関西技研)、18年度に用地測量(担当=オースギ)を実施。今年度、補償調査(担当=東洋設計滋賀営業所)と用地買収を行なって、次年度以降の着工準備を整える。
 豊満神社(愛荘町豊満392)の国指定重要文化財・四脚門(元亨3年〔1323年〕建築)が道路に面して立地し、急カーブで見通しが悪いため、線形を改良、神木があるため十分ならずとも限られた条件の中で拡幅も行ない、参詣者並びに道路通行者及び車両の安全向上と文化財の保護を図る。
 豊満神社(とよみつじんじゃ)は、開基は不明ながら三韓征伐で知られる神功(じんぐう)皇后軍の軍旗を祀って創建されたと伝えられることから一般には「お旗さん」の名前で親しまれる。神功皇后は、妊娠した状態で朝鮮に出兵し新羅の国を攻め、政治力があり美人であったことから元々は「勝運」「美人祈願」「安産」の御利益がある神様から始まり、後に祀る御神祭が四柱となったことで「縁結び」が追加され、最近では『豊満』という名前から「女性の容姿(スタイル)向上」に御利益がある『美人になって恋に勝つ!〜女性に優しい神社〜』として人気になっている。四脚門(入母屋造、檜皮こけら鎧葺)は、交通量の多い通りに面し、通りを挟んで南側に社叢がある。
 境内には、通称「美人の木」と呼ばれる樹齢300年ムクの大木、氏子が愛知川の河原で偶然にも見つけ奉納され、清い心でさすると恋愛成就などの後利益があると言われる奇跡の自然石「ハート石」もある。

提供:滋賀産業新聞