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建通新聞社(神奈川)
2019/10/02

【神奈川】県県土整備局 18年度工事の平均落札率92・6%

 神奈川県の県土整備局と企業庁は、2018年度公共工事競争入札の実施結果をまとめた。平均落札率は、県土整備局が前年度比0・1ポイントアップの92・6%、企業庁が0・4ポイントアップの94・7%となった。県土整備局の落札率は条件付き一般競争入札(以下、一般競争)が前年度を上回ったものの、いのち貢献度指名競争入札(以下、いのち指名)は下回った。
 県土整備局の落札件数は一般競争703件(前年度比2件増)と、いのち指名98件(同14件減)の計801件(同12件減)。
 平均落札率は、一般競争が0・2ポイント上昇して92・6%、いのち指名が0・2ポイント下落の92・4%だった。
 応札者数は、一般競争の場合で平均9・5者(前年度比0・8者減)、いのち指名の場合で7・2者(同0・5者増)。全体では9・2者(同0・6者減)が応札している。また、入札不成立の件数は一般競争48件(不調26件、応札なし22件)、いのち指名3件(不調2件、応札なし1件)の合計51件で、前年度に比べて2件減少した。
 企業庁の落札件数は前年度比11件減の468件。このうち、一般競争は12件減の421件で、平均落札率94・6%(前年度比0・4ポイントアップ)だった。いのち指名は前年度より1件多い47件。平均落札率は0・2ポイント高い95・5%となっている。
 応札状況を見ると、企業庁全体の平均応札者数は前年度より0・4者少ない8者。入札方式別では、一般競争8・1者(0・4者減)、いのち指名7・4者(0・6者減)だった。入札が不成立に終わったのは40件で、前年度に比べて6件増加。一般競争38件(不調13件、応札なし25件)、いのち指名2件(いずれも、応札なし)の内訳。
 県は、250万円超の案件を原則条件付き一般競争入札とする「かながわ方式」を06年4月に導入。また、14年度から県土整備局で、いのち貢献度指名競争入札の試行を開始した。翌15年度からは試行範囲を全庁に拡大している。

提供:建通新聞社