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建設経済新聞社
2019/09/26

【京都】ニッショク鰍フ太陽光発電等 府森林審で林地開発を審議

 京都府森林審議会森林保全部会が25日、京都市内で開かれ、計5件の林地開発行為の許可の適否が審議された。
 主なものをみると、太陽光発電事業や不動産事業などを手がけるニッショク梶i代表取締役南良治氏、滋賀県大津市大石東7丁目1−21)は、宇治田原町立川で太陽光発電施設の設置を計画しており、これに伴い林地開発を行う。
 林地開発行為に係る土地の区域は、宇治田原町立川小字向井山25−1他で、森林7筆2・6848f、その他22筆1・3857fの計29筆4・0705f。
 採石場跡地の計画地は谷状の地形で、計画地の北側には既設の沈砂池があり、この池を改修し調整池とする計画。開発区域周辺には造成森林を設置し環境の保全を図る(アカマツ等を植栽。造成森林2000本/f)。
 発電施設の設置範囲の西側について切土により造成を行う。法面勾配は1対1・5以上、高さは3・1m。
 盛土の法面勾配は1対1・8以上、高さは1・1m。施工時期は令和元年10月から令和2年1月まで。締め固めは30p毎にタイヤローラ及び振動ローラを用いる。
 総切土量は1万7662・0m3、総盛土量は1万6522・2m3。総捨土量(場内処分)は11139・8m3。残土は太陽光パネル設置箇所に薄く巻き出し処分する。
 法面保護は、張芝、種子吹付、張ブロック工により行う。

 一級河川大導寺川付近の進入口に引込柱を設置し、引込柱から太陽光パネルまでは地下埋設配線を設置し送電する。
 林地開発行為の期間は許可日から1年間。
 開発工事はたち建設(栗東市)が担当。太陽光発電所設置工事は村上興業(甲賀市)が担当。
 なお森林審森林保全部会ではこのほか、潟Iダシビルによる土石の採掘(真砂土)及び事業場の設置を目的とする林地開発行為の許可、野田二千六による土石の採掘(砂利)及び茶園造成を目的とする林地開発行為の許可、三陽興業鰍ノよる土石の採掘(砂利)を目的とする林地開発行為の変更許可、安田建設鰍ノよる土石の採掘(真砂土)を目的とする林地開発行為の許可について審議した。