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北陸工業新聞社
2019/09/25

【新潟】県央基幹病院、年内に方向性/花角知事が提案理由説明/県議会9月定例会 

 新潟県議会9月定例会が24日開会し、花角英世知事は提案理由説明を行い、一般会計に19億5121万5000円を追加する補正予算案など39議案を上程した。
 19年度発注予定の県央基幹病院について、県央医療圏全体の医療提供体制のあり方が必要となったことから、新たに県地域医療構想調整会議を設置。花角知事は「民間病院等との役割分担を含め、県央基幹病院、加茂および吉田病院の機能・規模等を一体として議論するとともに、県央医療圏の医療提供体制の将来像を含めた医療機能の分化、連携等を検討し、年内を目途に方向性をまとめる」と強調した。県央基幹病院はSRC造一部S造(免震構造)9階建て塔屋1階建て延べ約3万4000平方メートル(450床)とし、23年度早期の開院予定。設計は佐藤総合計画・基設計JV。 
 また、行財政改革では「令和5年度までの5年間で各年度平均して約220億円の収支不足が見込まれる」と述べ、令和4年度には財源対策的基金が枯渇する危機的な状況だ。その上で「令和5年度における収支均衡と公債費の実負担の増加等に対応するために必要な基金の確保を目指しつつ、少なくとも大規模な災害の発生に対応するために必要な基金を確保することを目標とする」と決意を示した。15年度以降、全国を上回る人口減少等に伴う地方交付税の減少、県税収入の減少などから一般財源歳入総額が大幅減。今補正も一般財源ゼロとする異例の対応で財政再建に臨む。

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