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北陸工業新聞社
2019/09/24

【石川】石川発我が社のイチオシ!/環境廃水対応洗剤を発売/画期的な新商品「MUSASHI」シリーズ/明成開発/造園業向け樹木脂除去用も 

 明成開発(金沢市上安原南39番地、金山俊介代表取締役)は新規事業として、水環境に配慮した環境廃水対応洗剤「MUSASHI(ムサシ)」シリーズの販売を始めた。
 MUSASHI(商標登録取得済)は天然植物性脂肪酸を基材とし、不燃で無臭透明の液体洗浄剤。同シリーズで処理した汚染油脂はナノレベルまで分解、微細化された油脂は自然界に存在する微生物(バクテリア)の餌となり、急速に生分解が進む。また、一般的な中性洗剤等と比べて同等以上の洗浄力を有し、しかも廃液中で油脂が再結集せず、油分の浮上や、河川への沈下(ヘドロ化)などの2次公害を起こさず、加えて有害物質を全く含有していないため、生物に悪影響を与えない「環境へのやさしさ」と、従来の強酸性・強アルカリ性の洗剤に比べて手荒れがない「人へのやさしさ」の二つが大きな特徴だ。
 商品ラインアップは▽食品工場、店舗用・油脂分解洗浄剤▽工業用・鉱物油処理剤▽油膜処理用・水系油処理剤▽グリストラップ用・油脂分解促進洗浄剤―。いずれも用途に応じ、通常水で3〜200倍に希釈して使用するため、コストパフォーマンスにも優れる。
 7月下旬に金沢市内で発生した車両事故では、ガソリンやオイルが道路上に飛散し、同社は地元自治体から漏油処理の要請を受け、オイル清掃を実施。MUSASHI(油膜処理用)を用いて作業を行い、現場には油染みが残ることなく威力を発揮した。一般ユーザーからも「従来の洗剤に比べ作業時間が短縮でき、節水につながった」、「配管やグリストラップ洗浄の回数が減り、清掃費が削減できた」との声が届く。
 9月下旬には造園業・林業事業者向けの新商品「樹木脂除去用」を発売。剪定バサミや電動工具、手に樹木脂(松ヤニなど)が付着した場合、従来の洗剤では除去・洗浄作業に時間を要していた。サンプルを使った造園会社の担当者は「頑固な樹液が短時間できれいに取り除ける画期的な商品。今後、是非使いたい」と語った。
 固形油脂洗浄用の「グリス洗浄剤」は10月以降に投入予定。除去が困難だった建設機械・産業車輌等におけるグリス状の固形化油脂を溶かして落とす。
 同社担当者は「環境にやさしい洗剤を使用することで、企業のイメージアップにもつながります」と話す。
 このほか、天然フルボ酸消臭剤「MUSASHI」も販売中。天然由来の消臭剤(無臭)で、フルボ酸の力で天然酵母がアンモニア等の悪臭を元から分解消臭。芳香剤や化学成分は含んでおらず、子供・ペットがいる場所でも安心して使え、スメルハラスメント(臭いでの迷惑行為)の未然防止にもオススメだ。
 問い合わせは、同社(電話076―240―6222)へ。

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