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建通新聞社四国
2019/09/20

【徳島】鳴門市 市民会館解体で設計費

 鳴門市は、新庁舎建設事業に伴い、建設場所にかかる市民会館などを解体するため、設計委託料1080万円を9月補正予算案に計上した。予算が認められれば年内をめどに業務を外注する。
 市民会館(1961年建築)の既設規模は鉄骨一部鉄筋コンクリート造2階建て(一部地下室)延べ2084平方b。この他に建物西側の渡り廊下や東側の倉庫・車庫なども対象。業務完了後は、別途進めている新庁舎建設事業の事業者選定(2020年4月以降に着手)に合わせ、これら施設を解体撤去する運び。
 新庁舎建設事業は現在、基本設計中。計画では、新庁舎(延べ1万〜1万2000平方b)を現本庁舎や市民会館等が所在する敷地約1万7200平方bに整備し、分散する庁舎機能を集約する他、移転後に敷地内にある既存建物の解体撤去を行い、駐車場を含む外構整備を図る。概算事業費は税込み約62・2億円。
 また、事業者選定にデザインビルド(DB)方式を採用することにしており、公募条件を整えるため施工会社と設計事務所から意見募集なども行っている。基本設計は大建設計大阪事務所(大阪市西区)、基本設計CM(コンストラクション・マネジメント)は明豊ファシリティワークス(東京都千代田区)などがそれぞれ担当している。
 今後の流れとして、市は新庁舎の基本設計後、20年度に事業者をDB方式で選定する他、市民会館や東側にある倉庫、車庫などの解体撤去に着手する。実施設計完了後、跡地に新庁舎を建設し、庁舎機能を移転後現本庁舎を解体撤去する。続いて現本庁舎跡地に第一駐車場を整備し、その後旧簡裁、保険棟、共済会館、倉庫等を解体撤去する。保険棟、共済会館等の跡地には第二駐車場、多目的エリアを整備していく計画だ。
 順調なら23年度の工事完了を目指している。

提供:建通新聞社