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建通新聞社四国
2019/09/20

【香川】三豊市 大野幼稚園増築等 3分離で公告へ

 三豊市は、山本地区就学前施設建設事業を進めている。現在、新設統合幼稚園を建設中。2019年度は新しい山本保育所として整備する大野幼稚園増築・大規模改修を発注する。建築、電気設備、機械設備に分離。3件ともに一般競争入札を見込んでおり、建築は早ければ12月下旬に公告する予定、20年3月議会での工事請負契約の承認を目指す。電気設備、機械設備は20年1月の公告を予定している。
 現大野幼稚園を増築・大規模改修し現山本保育所を移転開所するもの。施設は保育室、遊戯室、職員室、会議室、トイレなどで構成。改修する既存部分は鉄筋コンクリート造平屋607平方b、増築は鉄骨造平屋517平方b。増築部には給食調理場(ドライ調理方式)を設ける。
 保育室は6部屋で0歳児1部屋、1歳児3部屋、2歳児2部屋。定員は0歳児15人、1歳児35人、2歳児40人の合計90人。21年4月までの開所を目指す。所在地は山本町大野457ノ1他。
 設計は阿波設計事務所高松支店(高松市)が担当。
 9月補正予算案には山本地区就学前施設建設事業として6億0050万円の継続費を設定している。年度割り額は19年度が6005万円、20年度が5億4045万円。
 16年4月の山本小学校開校後、山本保育所への3〜5歳児の入所児童が急増し、山本地区の辻など4幼稚園の園児数減少が続いている。山本保育所は入所児童の増加に伴う待機児童の発生や、老朽化に伴う維持管理費の増加が問題。そのため、山本小学校の近隣にある旧大野小学校と大野幼稚園の敷地に、4幼稚園の統合幼稚園を新設するとともに、隣接して保育所を整備し、山本地区の就学前施設を集約する。
 建設中の新設統合幼稚園(幼稚園型認定こども園)は定員150人(3〜5歳児各50人)。20年4月の開園予定。

提供:建通新聞社