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建通新聞社(中部)
2019/09/20

【愛知】愛知県 愛・地球博周辺で渋滞・駐車場対策

 愛知県都市整備局は、2022年のジブリパーク開業を見据え、愛・地球博記念公園周辺を対象とした駐車場の確保と、周辺道路の渋滞緩和に取り組む計画だ。このため9月補正予算案に検討業務の委託費9900万円を配分。予算成立後、それぞれ検討業務の内容、一括か分割するかなどを固め、順次外注する。
 駐車場の確保に向けては委託費のうち6900万円を充て、駐車場の適地検討業務と配置・整備計画検討業務の2件を外注する予定。まずは愛・地球博記念公園内と、公園から数百b以内の範囲で、新たな駐車場が整備できそうな場所(適地)を洗い出し、測量などの調査を実施する。その後、駐車場の配置・整備計画を別途まとめる。
 同公園には現在、北口に1カ所、西口に2カ所の計3カ所(普通車約1800台分)の駐車場があるが、連休などの繁忙期や大型イベント開催時には満車になることがある。併せて、ジブリパークの開業も控えており、新たな駐車場の確保に取り組む。
 担当課では「今後別の部署で詳細がまとめられるジブリパークの整備効果を参考にし、新たな駐車場に必要な台数を割り出し、検討業務に反映していきたい」としている。
 周辺道路の渋滞対策検討には残る3000万円を充当。主には、公園北口の出入り口部に当たる愛・地球博記念公園北口北交差点(県道愛・地球博記念公園瀬戸線と力石名古屋線との立体4差路)、西口の出入り口部となる愛・地球博記念公園西口交差点(田籾名古屋線と園内道路との三差路)、周辺道路が立体交差している前熊東交差点(力石名古屋線と田籾名古屋線との立体4差路)の計三つの交差部を対象に、渋滞緩和を図るための具体策を詰める。
 担当課では、右折帯の延伸、車線数の増設などを想定。別に警察など関係機関とも連携し、信号の切り換えタイミングの見直しによる渋滞緩和策なども検討する。
 検討業務については交差部ごとか一括で外注するかを今後詰め、指名競争入札により受託者を決める。

提供:建通新聞社