県内を横断するサイクリングコースの全線ルート(138`)が決定し、県土整備部は今年度、サイクリストの道しるべとなる路面標示を県中部ルート以東のコース上に設置する。事業費は1500万円。
サイクリングコースの選定は、山陰道の開通に伴い交通量が減少する国道9号沿線の活性化につなげる狙い。県西部で盛り上がっているサイクルツーリズムを県中部や東部に波及させようと、今年7月に千代川以西の東部ルート25`のコースを固め、県下全線138`のルートが決まった。
道路標示は昨年までに西部ルートで完了。今年度は中部ルート以東の残り76`区間を対象に設置する。ルートは日本海沿岸の国道9号を中心に旧国道9号、国道178号が選定されており、サイクリストに対して進行方向や目的地までの距離、観光施設案内を交差点などの路面上に標示する。
同部道路企画課の説明によると当面、設計業務を「県内土木関係建設コン」向けに24日に公告し、10月上旬までに入札する。委託費500万円。
その後、年内に標示設置カ所や標示内容をまとめた上で、中部と鳥取の各県土が標示設置工事を発注し年度内に施工を終わらせる。
日刊建設工業新聞