県都市計画審議会(会長・福山敬鳥取大学工学部教授)はこのほど、3・6・1号倉吉羽合線(国道179号・はわいバイパス)を新規路線に組み入れる羽合都市計画道路の変更を了承した。これを受け、県は9月下旬に都市計画決定する。
「はわいバイパス」は、湯梨浜町と倉吉市の境にある国道179号・田後西交差点を起点に、同町はわい長瀬の北条道路・はわいICまでを直結させる2車線の幹線道路。
延長は2660b(事業区間2510b)、代表幅員11・0b。
国道179号の現道には小売店や飲食店が立ち並んでおり、バイパスは交通混雑の解消や多発する交通事故対策として建設。交通の分散化を図るとともに、倉吉市街地から山陰道までアクセスの向上につなげる。
ルートは天神川右岸近くを北上し、田後神社や北溟中、天神浄化センターを避けて設定したほか、周辺に広がる優良な農地への影響も極力抑えた。
計画案をめぐり、県都計審では今年2月に予備審議しており、今月23日に本審議して了承した。県技術企画課によると、今後国交省との協議に持ち込み、9月下旬に都計決定を告示する。
一方、県は今年度から国道改築として新規事業化。19年度予算1億円で現地の測量設計に着手している。26年度までの総事業費は31億円。
日刊建設工業新聞