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日刊建設工業新聞
2019/09/09

【鳥取】日本技術士会/県支部・県測協/女性技術者のつどい

 県内の建設コンサルタントと国交省や県・市に勤務する35人の女性技術者が5日に倉吉市内で交流した。日本技術士会県支部(伊藤徹支部長)と県測量設計業協会(大野木昭夫会長)が主催した2回目の「女性技術者のつどい」で、今回は防災をテーマに語り合った。
 倉吉体育文化会館であった「つどい」には、建設コンサルタント6社と県土地改良事業団体連合会、国交省鳥取、県土整備部、米子市などに勤務する技術者35人が参加。最初に県測協の大野木会長が「業界も大きく変化している。以前は土木を専門に学んだ人が中心だったが、今は色々な分野の人が働いている。技術に男女差はなく、女性ならではのきめ細かな配慮と視点は日ごろの業務に欠かせない」とあいさつした。
 講演では、伊藤支部長が「これまでの防災組織は、成人男性と健常者のみの視点で物事を考えていたが、女性や高齢者、障害を持つ方々の意見も取り入れるべき」と女性の視点から地域防災を考えるべき、と説明。「防災学習の継続など、みなさんには大きな役割がある」と呼び掛けた。
 グループ討議では、災害時などの判断を問い、自らの意見を述べる「クロスロードゲーム(分岐点)」を取り入れた。進行役の山根清香さん(技術士・ヨナゴ技研コンサルタント)は「災害発生時には多数の意見よりも、一人の意見が結果的に正しかったケースもある。多くの人の話に耳を傾けてほし」とゲームの趣旨を説明。参加者は幅広いテーマについて意見を交わした。

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