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建通新聞社(中部)
2019/09/18

【愛知】名市 国道23号十一屋区間は高架化が有効

 名古屋市住宅都市局の光安達也局長は9月17日、慢性的な渋滞が発生している国道23号十一屋交差点〜宝神一丁目交差点間の渋滞解消に向けて、「同区間の道路高架化は有効な対策だ」と説明し、「都市計画の変更について主体的に取り組む」と9月定例会で答弁した。吉田茂議員(自民)の質問に答えた。
 国道23号十一屋交差点〜宝神一丁目交差点間(延長約1`)を含む、名四町交差点〜宝神一丁目交差点の延長2・3`区間は、愛知県道路交通渋滞対策推進協議会が県内の渋滞区間に設定している箇所に当たる。
 国土交通省名古屋国道事務所は本年度、十一屋交差点〜宝神一丁目交差点の渋滞対策に向け、整備方針を決めるための調査を実施中だ。本年度調査では、18年度の検討を踏まえて同区間の複数の構造案を立案する計画。
 同区間の渋滞対策は、現在の都市計画が平面区間と位置付けられているため、抜本的な対策が実行しにくい状況にあった。今回、市が▽高架化が有効な対策▽都市計画の変更について主体的に取り組む―と明らかにしたことで、同区間の対策立案は、スピードアップ化も期待される。一方、限られた幅員の中で高架化すること、十一屋交差点、宝神一丁目交差点ともに金城ふ頭に向かうトレーラーなど大型車の通行が多い特長があり、フルランプ化するには技術的な検討要素も多い。
 十一屋交差点〜宝神一丁目交差点間の都市計画の道路幅員は37b。現道の道路構成は、全体6車線の両側歩道。前後区間(豊橋方面、四日市方面)は、それぞれ片側2車線(全体4車線)の高架構造となっている。

提供:建通新聞社