富山市は9月補正予算案で、小・中学校トイレ環境改善事業費として20年度までの限度額13億円の債務負担行為を設定した。内訳は小学校が8億8400万円、中学校が4億1600万円。
小・中学校における児童・生徒の学習や生活環境の改善、災害時の避難所としての防災機能を強化するため、学校施設のトイレを100%洋式化とする。今月内にも公募型プロポーザルによる民間委託事業者の募集を開始し、11月に事業者を選定。12月中に業務委託契約を締結し、20年1月から洋式化工事に入る計画だ。
工事の対象は小学校662校、中学校23校の校舎体育館・プールの約1600台で、21年3月末までに終える。現在の洋式化率は小学校50%、中学校46%で、小中全体で22年3月末の100%を目指す。