高知県は、佐川町加茂に建設を計画している管理型産業廃棄物最終処分場の基本計画・基本設計をパシフィックコンサルタンツ高知事務所(高知市)に委託した。期間は2020年8月末までだが、20年度の第1四半期にも実施設計を外注する予定。21年度に工事発注し、23年度早期の完成・供用開始を目指す。
最終処分場は、基本構想の中で17万〜23万立方bの埋め立て容量で埋め立て期間は20年間を想定し、構造形式は被覆型としている。これらの前提条件を基に埋め立て面積・容量を設定し、環境保全計画の検討、構造形式の比較検討、施設配置、埋め立て地分割整備・区画埋め立て、浸出水処理施設の配置、貯留構造物・埋め立て地造成、遊水、雨水処理、地下水集排水、ガス抜き施設、被覆施設、受付計量施設、管理棟、管理道路、モニタリング施設、その他施設、跡地利用の各計画を策定し、基本設計を取りまとめ、概算工事費を算定する。
最終処分場の周辺整備については、進入道路の概略・予備設計を四電技術コンサルタント高知支店(高知市)、長竹川の河川改修概略検討を日本工営高知営業所(高知市)、上水道整備に向けた周辺地区の井戸状況調査・水質検査をジオテク(高知市)に委託、また施設を受け入れる佐川町では、今後地域振興策の要望内容を取りまとめる。
提供:建通新聞社