全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　京都市は13日、20日開会の９月市会に提出する議案78件を発表した。
　一般会計補正予算案の規模は１５億３７００万円。特別会計は国民健康保険事業１１億２５００万円、介護保険事業９００万円、中央卸売市場第二市場・と畜場１億２１００万円、市公債１１億２５００万円で、一般会計と特別会計を合わせた合計は３９億１７００万円。
　国の補助金等を活用し、消費税率引上げに伴う消費活性化策の準備や、高齢者の在宅介護支援・健康増進策のほか、昨年相次いだ災害に対する支援に補正する。
　補正案の建設関連の主な内容をみると、保健福祉局は、介護老人保健施設の移転改築準備助成に８３００万円を計上。医療法人が老朽化に伴い介護老人保健施設を移転改築するにあたり、地域医療介護総合確保基金（国２／３、府１／３）を活用した府の補助金を得て、施設の開設に必要な物品等の経費を助成する。施設名は「アールそせい」。定員は１００人。場所は伏見区中島中道町。
　定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の開設準備助成に１４００万円を計上。社会福祉法人が同事業所を令和２年３月に開設するにあたり、地域医療介護総合確保基金を活用した府の補助金を得て、開設に必要な物品等の経費を助成する。事業所名は「吉祥ホーム」。場所は南区吉祥院石原橋上。
　被災者住宅再建等支援補助に９億３６００万円を計上。平成30年度に発生した台風21号等により被災した住宅の再建等の助成について、不足する経費を補正する。
　地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター、児童福祉センターの３施設の一体化整備事業に限度額４億５２００万円の債務負担行為を設定。建設予定地の中京区壬生の衛生環境研究所（衛環研）及び旧こころの健康増進センターの既存建物の解体工事（地上部分）を行う。
　解体する衛環研は本館がＲＣ造地下１階地上５階一部６階建、延４１１０・８５�u、別館がＲＣ造地下１階地上５階建、延約５０００�u。旧こころの健康増進センターはＲＣ造５階建、延３７１７�u。
　文化市民局は、スポーツ振興基金への積立てに４億３２００万円を計上。令和元年７月に西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場を対象としたネーミングライツ（命名権）契約を�鰍ｽけびし（京都市右京区）と締結したことに伴い、契約初年度に一括で支払われる契約期間10年間分のネーミングライツ料総額をスポーツ振興基金に積み立てる。
　予算案以外では、京都府保健環境研究所と京都市衛生環境研究所の合築の新施設の概成に伴い、市衛環研を現在の中京区壬生から伏見区村上町に位置を変更する市衛生環境研究所条例の一部改正案（移転予定時期は令和元年12月頃）などを提出する。
　工事請負契約締結案では、西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場改修工事（契約相手方…奥アンツーカ−明清建設工業特定建設工事ＪＶ、請負金額…９億５４８０万円、竣工期限…令和３年３月31日）、新北消防署（仮称）新築工事（契約相手方…公成−太平特定建設工事ＪＶ、請負金額…１２億６９９５万円、竣工期限…着工命令の日から15ヵ月以内）などを提出する。