JA石川かほくは13日、「米麦共同乾燥調製施設新築工事(建築工事)」の一般競争入札を公告した。施工管理を含め、施主代行のJA全農いしかわ(農機施設課)が入札手続きを行い、10月1日まで競争参加資格確認申請書を受け付ける。入・開札は同9日。
参加要件は▽かほく市、津幡町、内灘町いずれかの入札参加資格を有し、建築一式工事の総合評点が897点以上▽年間平均完成工事高(年間平均2〜3年)が13億円以上▽主たる営業所の所在地が金沢市、河北郡またはかほく市―となる。
計画では、築30年以上が経過し、老朽化が進む西部ライスセンター(津幡町舟橋)、中条ライスセンター(同南中条)、内灘ライスセンター(内灘町宮坂)、宇ノ気ライスセンター(かほく市七窪)の4施設を集約し、西部ライスセンター隣接用地に新たな米麦共同乾燥調製施設を整備する。
建設規模はS造2階建て(別棟平屋建て)延べ3117・77平方メートル。処理能力は3500トン規模を想定する。施設の統廃合により、作業効率や生産力の向上を図り、高品質米の出荷につなげていく。20年秋の稼働開始を予定している。プラント設備の製造業者はサタケ。設計・監理は全農石川一級建築士事務所が担当。総事業費は約15億円。
新施設の完成後は、宇ノ気ライスセンターだけを荷受けや一時貯留のサテライト施設として残す計画だ。