愛媛県は、東温市に移転新築する衛生環境研究所の実施設計をあい設計四国支社(松山市)に委託した。期間は2020年3月10日まで。19年度に実施設計を行い、20年度に着工、21年度末の完成を目指す。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3850平方b。その他付属施設が車庫、倉庫、廃棄物置場、ガスボンベなど置き場、駐輪場で延べ250平方b。
衛生環境研究所は、愛媛県における衛生行政および環境行政の科学的・技術的中核機関として位置付けられており、県民の健康、生命の保護・向上および自然や生活環境に係る調査研究、試験検査、研修指導および情報の解析・提供などの業務を通じ、公衆衛生の向上や環境の保全・創造に必要な科学的根拠を的確に提供する役割を担っている。
現在の施設は、1972年6月に松山市三番町8ノ234に建設されたもので、耐震診断の結果、改修補強による対応が困難であることから、東温市見奈良に移転新築することとなった。現施設規模は鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ5000平方b。
移転場所は東温市見奈良の元職員宿舎大野原荘跡(東温市見奈良1545ノ4)の敷地5159平方b。同施設は、1976年に建設され07年4月に閉鎖されていた。
提供:建通新聞社