高知県の2018年度末現在の汚水処理人口普及率は73・8%。前年度より1・3ポイント上昇したが、全国平均の91・4%を大きく下回り、全国45位となっている。内訳は下水道が39・5%(1・5ポイント上昇)、農業集落排水施設などが3・0%(0・1ポイント減少)、合併処理浄化槽が31・0%(0・2ポイント減少)。
汚水処理人口普及率は、公共下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽、コミュニティー・プラントなど生活排水の処理率。高知県の住民基本台帳71万2160人のうち、汚水処理人口は52万5809人。内訳は下水道処理人口が28万1587人、農業・漁業集落排水整備人口が2万1697人、合併処理浄化槽処理人口が22万1008人、コミュニティー・プラントが1517人。なお高知市の下水道処理人口普及率は62・9%で前年度より3・1ポイント上昇したが、全国の都道府県県庁所在地のうち44位は変わっていない。
市町村別で見ると普及率が高いのは、芸西村(96・6%)、香南市(93・4%)、土佐町(93・1%)、津野町(85・4%)、四万十市(84・3%)の順。芸西村は下水道普及率が90%以上で、津野町は浄化槽のみで普及率85%を超えた。低いのは安田町(22・3%)、大豊町(35・2%)、室戸市(38・0%)の順。
提供:建通新聞社