愛知県は、元愛知県勤労会館跡地に新たな市場を開拓するスタートアップ企業の支援拠点施設「ステーションAi(アイ)」の建設を計画している。施設の総延べ床面積は約1万4100平方bを想定。事業手法は整備面にPFI方式(BT)を、運営面にコンセッション方式(運営権付与)を採用する。
今後は、PFI導入に伴うアドバイザリー業務を外注するとともに、10月中にも実施方針を公表。11月に特定事業の選定、12月に事業者公募の入札公告を公示する予定。20年3月をめどに優先交渉権者を選定し、同年5月の事業契約締結を目指す。また、コンセッション方式の導入に向けて9月議会で条例を制定する。
同施設は、シェアリングオフィスやコワーキングスペースをはじめ、試作品作成のラボ機能、研究開発機能、支援窓口、飲食施設、宿泊機能などをまとめた「ワンルーフ・オールインワン型」の施設として整備。建設地は名古屋市昭和区鶴舞1ノ2ノ32の県勤労会館跡地で、敷地面積は約7300平方b。
提供:建通新聞社