高槻市は、市営富寿栄住宅の建て替え事業について、制度面や技術面を支援する事業者を選ぶ公募型プロポーザルを実施し、三菱UFJリサーチ&コンサルティング大阪(大阪市北区)を特定した。委託期間は2021年3月31日まで。委託料の上限額は2289万2100円(税込み)。プロポーザルには2者が参加していた。
市は19年3月に建替基本計画の中でPFI手法・BT方式の採用を決めた。既存住宅を解体し、現地で建て替える方針だ。2期に分けて整備し、合わせて320戸の住宅を新設する。
19年度は実施方針と要求水準書(案)を作成し、実施方針を公表。20年度は特定事業を公表し、入札の実施、事業者との契約を想定。委託業務として、実施方針や入札説明書の作成と公表、PFI事業者選定委員会の設置と運営、事業者の評価と選定などの支援を求める。
同住宅は1962〜85年に建設された19棟で構成される。旧耐震基準の住棟が大半を占め、設備の老朽化が著しく早期の建て替えが求められていた。管理戸数は508戸(公営住宅290戸、改良住宅218戸)。現入居世帯数は320世帯。所在地は富田町2ノ20ノ4。敷地面積は3万1192平方b。
今後は、1期について2021年度に設計、22〜23年度に91戸を建設し、完成後に1期分の既存施設を解体。2期は23年度に設計、24〜25年度に229戸を建設し、26年度以降に解体するスケジュールを想定する。発注時期や手法などについては今回の業務の中で検討するとしている。
提供:建通新聞社