川崎市は、「川崎市教育文化会館および川崎市立労働会館の再編整備基本計画策定等業務」の委託事業者を公募型プロポーザルで選定する。委託業務は、施設改修に向けて労働会館の現況調査を実施した上で、ホール・特定天井についての改修計画案を検討するとともに、労働会館と教育文化会館の再編整備に当たっての基本計画(案)を策定するもの。参加申出書を9月20日まで、提案書類を10月4日まで受け付ける。10月16日に企画提案選考委員会を実施し、10月下旬に選定結果を通知する。
川崎市は、教育文化会館の建物、設備の老朽化が著しいことから、同会館内にある川崎区の市民館について、労働会館の一部を改修し、労働会館内へ移転することを計画している。このため2019年3月に「川崎市教育文化会館および川崎市立労働会館の再編整備に関する基本構想」を策定した。今回は、この基本構想に基づき、施設改修に向けた対象施設の現況調査と、労働会館ホールの改修計画の検討を20年3月19日までに実施。20年8月31日までに設計に向けた検討を行い、20年11月30日までに再編整備基本計画の検討・策定を完了させる。その際、設備のコンパクト化・集約、吹き抜け部分の増築などによる活動スペースの拡充、新たな活動スペースの創出を検討・提案してもらう。
事業実施期間は21年1月22日までで、参考金額は6054万4000円(19年度2421万8000円、20年度3632万6000円)。
労働会館(川崎区富士見2ノ5ノ2)は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上5階建て延べ9645平方b。竣工は1981年8月。
提供:建通新聞社