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滋賀産業新聞
2019/09/11

【滋賀】栗東市 道の駅こんぜの里及び周辺施設のあり方等総合検討

 栗東市は、金勝山系の森林に整備されている荒張地先の「道の駅こんぜの里りっとう」をはじめ複数の周辺施設について、老朽化による劣化や集客数の減少などに対応するため、施設のあり方や運営手法・改善策などを総合的に検討する。9月市議会に上程した補正予算案にてこんぜの里周辺施設調査検討委託395万円を20年度までの債務負担行為で計上、予算が措置できれば10月にも指名競争入札でコンサル担当を決め着手、対応策が順調に決まり予算が措置できれば指定期間の更新となる21年度当初までに、可能なハード整備等を行うことも視野に入れている。
 調査検討の対象となるのは、92〜93年頃整備された「道の駅こんぜの里りっとう」、近くの「こんぜの里森遊館」、「こんぜの里バンガロー村」―の市が管理する3施設。施設の老朽化が進み維持管理コストが上がると共に、新名神の開通などでアクセス道の県道信楽栗東線の通行量とともに来場者数に減少がみられ、観光面での利用者増なども含めた施設のあり方や運営手法、対策等を近隣の観光資源等も含め総合的に検討し、施設の長寿命化を図れる方策を定める。
 業務委託期間は現在の指定管理者委託期間が満了する20年度末までをメドとし、対策手法によっては指定管理更新までに老朽化対策や可能な整備を順次行っていきたい考え。
 「道の駅こんぜの里りっとう」(荒張1―11)は、直売所・食堂・売店・研修室などが入ったW造2階建の建物と、バスなどが入れる駐車場を備える。「こんぜの里森遊館」(観音寺537―1)は宿泊施設・交流ホール等を備えたW造2階建施設。「こんぜの里バンガロー村」(観音寺535)は、9棟のバンガローで構成。

提供:滋賀産業新聞