トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2019/09/10

【神奈川】横浜市 建替え3校構想の業務委託先を決定

 横浜市教育委員会は2019年度の建て替え着手校に選んだ二俣川小学校、万騎が原小学校、瀬谷小学校の基本構想策業務をそれぞれコア建築設計工房、現代計画研究所、渡辺建築設計事務所に委託する。いずれも9月4日の公募型指名競争入札で落札者とした。建て替えの進め方や他の施設との複合化、設計以降のスケジュールなどを練る内容で、万騎が原小については校舎棟の構造を鉄筋コンクリート造か木造で検討していく。20〜21年度の設計、22年度の着工、24年度以降の完成を見込む。
 基本構想業務では、3校とも建て替えの進め方を「既存グラウンドに仮校舎を建設し、旧校舎解体後に現在地に新校舎を建設」と「既存グラウンドに新校舎を建設し、建設後に旧校舎を解体」の2パターンで検討。複合化を検討する他の施設はコミュニティハウスなどを想定している。ブロックプラン(諸室の配置)や設計以降のスケジュールの検討、概算費の算定、地元関係者などとの意見交換への参加といった内容も共通だ。
 このうち、万騎が原小は現地が市街化調整区域で防火指定もないことから、木造も含めて校舎の構造を検討する。18年度に市教委が委託した木造校舎の導入検討業務も現代計画研究所が担当していた。
 入札手続きは「建築設計(監理含む)」の競争参加有資格者のうち、二俣川小と瀬谷小は市内の中小企業のみ、万騎が原小では所在地区分と企業規模を問わずに参加申し込みを受け付けた。万騎が原小は過去に公立小・中学校の木造校舎設計業務(新築か建て替え)を受注した実績も必要で、市内からの参加はなかった。いずれも20年3月31日が履行期限となっている。

提供:建通新聞社