建設新聞社
2019/09/10
【東北・福島】ミツフジなどが川俣町に「福島イノベーションビレッジ」を整備
銀メッキ繊維等の開発を手掛けるミツフジ(京都府精華町光台1の7 三寺歩代表取締役社長)、川俣町、学校法人・立命館の3者は、ミツフジが福島工場を構える川俣町西部工業団地に「福島イノベーションビレッジ」(仮称)の整備を計画し、2024年度の施設建設工事完成に向け、3者を中心とした法人等を20年度までに立ち上げる。7日にミツフジ福島工場で記者会見を行い、事業概要などを発表した。
3者は健康、食文化、スポーツエンターティンメントなどの分野での新たな技術や産業の創出を目的とした包括連携協定を締結している。今回の計画は、これらの実現に向けて社会教育と人材育成の場となる拠点施設を川俣町を実証フィールドとして位置付け整備するもの。
拠点施設は、川俣町西部工業団地でミツフジ福島工場に隣接する空き区画約5万fを想定している。
建設工事は全3期計画で予定しており、第1期で起業を目指す地元住民や各地域の学生を対象とした人材育成・教育施設を20年度に着工し、21年度の完成を目指す。22年度は第2期工事として企業や学術機関が入居するインキュベーション施設を建設し、2年後の24年度には第3期工事で宿泊棟などの関連施設を新設する。総事業費は70億〜100億円程度を見込んでいる。
提供:建設新聞社