富山県土木部は、「小矢部川流域下水道二上浄化センター3号汚泥溶融施設改築工事」の工事委託契約締結に関する案件を、県議会9月定例会に提出する。
11億768万1000円で日本下水道事業団(JS)と随意契約するもの。二上浄化センターの3号汚泥溶融炉は処理能力16トン/日最大(表面溶融方式)。老朽化に伴い、汚泥溶融炉、燃焼空気過熱炉、排ガス燃焼炉などの更新一式に取り組む。JSから工事発注が行われる。工期は21年3月31日まで。設計は東京設計事務所が担当。
高岡市二上地内の二上浄化センターは88年に供用開始。全体計画汚水量は18万9400立方メートル/日、標準活性汚泥法。溶融炉4基を備える。3号溶融炉棟は、規模がRC造4階地下1階立て延べ4502平方メートル。