日本風力エネルギー(東京都港区虎ノ門4丁目1番28号 虎ノ門タワーズオフィス14階)は、福井市西部で、「(仮称)国見風力発電事業」を計画している。23年8月の着工予定。
計画段階環境配慮書によると、出力は最大5万kW(4300kW程度を13基程度)。普及率が高く発電効率が最も良いとされる3枚翼のプロペラ型風力発電機を想定。事業実施想定区域の面積は約935ヘクタールで、うち発電機の設置予定範囲は約230ヘクタール。
ローター直径(ブレードの回転直径)は約120メートル、ハブ高さ(ブレードの中心の高さ)は約85メートル、最大高さ(ブレード回転域の最大高さ)は約145メートルを見込んでおり、基礎形状は、今後の地質調査等の結果を基に検討する。
また、変電施設、送電線、系統連系地点も検討中としている。
主な工事内容は、▽造成・基礎工事等=機材搬入路およびアクセス道路整備、ヤード造成、基礎工事等▽据付工事=風力発電機据付工事(輸送含む)▽電気工事=送電線工事、所内配電線工事、変電所工事、電気工事―。工事期間に関しては、23年8月から25年6月までを予定。その後、試験運転期間を経て、25年11月末の営業運転開始を目指す。
なお、計画段階環境配慮書の委託事業者は日本気象協会(東京都豊島区東池袋)。