箕面市は、6月18日の公告分が入札不成立となった「箕面船場阪大前駅前地区まちづくり拠点施設(第2期)整備運営事業」の一般競争入札を再公告した。第2期の事業対象は、地区内デッキ、デッキ下駐輪場、駅前広場、駅舎駐輪場で、設計・建設と運営・維持管理についてPFI手法で実施する。今回の公告では駅前広場と駅舎駐輪場の建設・工事監理業務を除外し、予定価格は前回から約3億4000万円減の16億4922万8000円(税込み)としている。
市は北大阪急行電鉄延伸事業で新設される箕面船場阪大前駅の周辺まちづくりについて、同駅東側に整備する文化ホールなど公共施設群に続き、同地区内のデッキや駅前広場などの公共施設群整備に早期に着手したい考えだ。
同駅前の敷地約5087平方bに地区内デッキ、デッキ下駐輪場、駅前広場を設け、駅舎駐輪場の床面積は約770平方bを想定する。駐輪台数はデッキ下駐輪場と駅舎駐輪場を合せて、自転車1458台以上、原動機付き自転車495台以上を確保する。
2021年3月に地区内デッキとデッキ下駐輪場の引き渡し、同年4月の供用、24年3月に駅前広場と駅舎駐輪場の引き渡し、同年4月の供用を予定している。36年3月末までの事業期間は前回示されたスケジュールと変わらない。
同事業は、選定事業者が設立するSPCと市が事業契約を締結し、施設の設計・建設を行った後、市に所有権を移転した上で、SPCが運営・維持管理を行うBTO方式とする。
今回除外した駅前広場と駅舎駐輪場の建設・工事監理業務については、別途発注する方針で、発注方法や時期を今後検討する。
入札参加確認書類を9月13〜18日まで地域創造部北急まちづくり推進室で受け付ける。提案書を9月27日に総務部契約検査室で受け付け、10月4日のプレゼンテーションを経て、同月11日に落札者を決定する。11月8日に仮契約し、12月の市議会議決を経て、本契約の運びだ。
建設地は箕面市船場東3丁目(箕面船場駅前土地区画整理事業地内)。
提供:建通新聞社