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　新潟県立加茂病院改築工事の竣工式が２日、現地で開かれた。花角英世知事や国会議員、県議会議員、地元市町村長、設計・施工関係者など約７０人が出席し、地域の拠点となる新病院の完成を祝った。
　花角知事は「新病院が地域の皆さまの健康維持、増進に貢献できるよう、求められる役割をしっかりと果たしていくとともに、県立病院の経営状況が非常に厳しい中、関係する医療機関が連携し、持続可能な地域医療提供体制の確保が図られるよう、取り組みを進めていく」と述べ、加茂市の藤田明美市長は「市民にとって待望の新病院で、県央地域の医療環境が充実していくための第一歩となる。今後、県央基幹病院が開院し、充実した医療体制が確立され、住民が安心して暮らせるようになることを願う」と喜びを語った。
　既存病院の老朽化が著しいことから、現敷地内で建て替えを実施。建設規模はＲＣ造６階建て延べ１万３８７９・９８平方メートルで、病床数は１６８床（緩和ケア病棟３０床）。総事業費は約１００億円となっている。施工は建築を戸田建設・加賀田組・小柳建設ＪＶ、電気をユアテック・大方電機ＪＶ、空気調和を朝日工業社・丸高工業ＪＶ、衛生設備をナカムラ・研冷工業ＪＶが請け負い、設計・監理は佐藤総合計画・基設計ＪＶが担当した。