京都府は4日、京都府地域づくり優良工事施工者表彰委員会を京都市上京区の京都平安ホテルで開催し、対象工事43件・事業者数54社の審査を行った。
地域づくり優良工事施工者表彰の対象は、京都府、京都府道路公社又は京都府住宅供給公社が発注した工事又は委託した草刈り等の業務で、成績評定の点数が80点以上あり、規程に掲げる要件を備えるもの。表彰委員会で総合的に審査し受賞者を知事が決める。審査対象者のうちから特に優れた者を「優秀賞」として選考。優秀賞を除く者のうちから「奨励賞」を選考する。
表彰委は、下野公仁委員長、内藤郁子委員、森川惠子委員、川上卓也委員の計4人で構成する。
4日開催の表彰委では、関西浩二京都府建設交通部理事(指導検査課長)が担い手3法などに触れた後、「優良工事施工者表彰は、他の模範となる工事を施工した企業を表彰する制度で、主観点、総合評価などで建設業者のインセンティブになっている。平成21年度から開始し11年目になるが、ますます重要度が増している」「今日は平成30年度完成工事等で成績評定80点以上の対象工事43件・事業者数54社を審査していただく」と挨拶した。
下野委員長は災害が多発する中でのインフラ整備の重要性を指摘した上で「表彰制度は表彰企業、技術者にとってモチベーションにもなり、生産性向上などを通じて、府民の利益にもつながる」と述べた。
その後、表彰委は平成30年度に完成した工事等を対象に審査を行った(対象工事の審査は非公開)。