名古屋市住宅都市局は、栄地区の錦3丁目25番街区(栄角地)の市有地活用事業の事業者選定に向け、公募型プロポーザルの手続きを開始した。大丸松坂屋と共同の説明会を9月6日に開く。説明会は事前申込制で、電子メールにより9月5日正午までに申し込む。応募登録は9月13日まで。大丸松坂屋要件確認申込書は2020年1月14〜16日に受け付ける。事業提案書の提出は20年2月17〜21日。事業候補者は20年3月に決定する方針だ。
市有地を購入した上で、市有地と大丸松坂屋用地を活用して大丸松坂屋と共同事業(共同ビル方式)を実施する。
応募資格は、法人または法人で構成するグループとし、SPCを認める。代表構成員は、延べ床面積4万平方b以上かつ使用容積率500%以上の施設で、商業(物販・飲食)機能と、滞在、文化、学び、アミューズメント(風営法対象施設は除く)のいずれかの機能が複合的に導入されている施設を単独または複数事業者で開発した実績を求める。
事業用地は、名古屋市の市有地1823平方bと大丸松坂屋が所有する3043平方bの計4866平方b。市有地は現状有姿で引き渡す。工作物(地上公告板、フェンス、給排水施設、舗装車止めなど)と樹木などがある。大丸松坂屋用地の既存建物は、大丸松坂屋が解体する予定。
事業は、大津通と広小路通が交差する栄交差点北東側に所在する、栄角地の市有地と市有地の東側を所有する大丸松坂屋所有地を一体的に開発することで、栄地区の魅力向上と地区を先導する開発を目指す。商業施設の開業は24年度を計画。
問い合わせ先は錦三丁目25番街区提案募集事務局(リニア関連都心開発部都心まちづくり課) 電話052(972)2946。電子メールアドレス(sakae-project@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp)
提供:建通新聞社