北海道建設新聞社
2019/09/03
【北海道】新千歳空港国際線ビル増築部 旅客取り扱いがスタート
新千歳空港ターミナルビルディング(本社・千歳)は8月30日、新千歳空港国際線ターミナルビル増築部のうち、旅客取り扱い部を供用開始した。記念セレモニーでは阿部直志社長をはじめとする関係者が鏡開きをし、北海道の新たな玄関口が完成したことを喜んだ。
外国人観光客の増加に対応するため、2017年11月に着工した。事業費は約650億円。チェックインカウンターや保安検査レーン増設など最新機器を導入し、利用者の混雑緩和を図る。
商業施設は面積を既存の2倍となる約4600m²に拡張し、現在より10店舗多い25店舗を設置。北海道だけでなく日本の文化を感じられる商品構成とする。
セレモニーで阿部社長は「9月のラグビーワールドカップや来年のオリンピックなど今後も需要を見込む」と述べたほか、空港機能に関し「新たな交流やにぎわい創出を通して北海道の発展になれば」と話した。
国際線ターミナルビルでは今後、11月に多目的ホール、20年1月にホテル開業を予定している。