徳島県南部総合県民局美波・県土は、海陽町小谷〜櫛川にかけて「芥附海部線」を新設する。区間には構造物としてトンネル(名称は未定)整備を計画しており、現在、トンネル両側区間の道路詳細設計などについて四電技術コンサルタント徳島支店(徳島市)に業務を委託、2020年3月10日までの期間で進めている。
対象区間は延長約760b。設計対象は、道路詳細設計が延長310b(東側150b、西側160b)、道路予備修正設計が延長760b(トンネル413・5b含む)など。この他、擁壁・補強土、法面工、箱型ボックス、プレキャストボックス、重力式擁壁、場所打ち法枠の予備設計や詳細設計などを行う。また、同区間の測量(中心線など)はタチバナコンサルタント(阿南市)、櫛川側の地質調査はファルコン(徳島市)が担当し、いずれも20年1月27日に終える予定。
芥附海部線は、海陽町芥附〜高園字松木谷までの総延長約12`。このうち山の尾根部分が未整備区間(車両が通れない区間)で、数年前から同町櫛川側(尾根の東側)で、県および陸上自衛隊への施工依頼による工事を進めている。
提供:建通新聞社