名古屋大学は、老朽化した東山キャンパス内の既存施設を解体して新施設を建設する「名古屋大学(東山)地域連携グローバル人材育成拠点施設整備等事業」の事業者を、総合評価落札方式の一般競争入札でユニホー(名古屋市名東区)を代表とするグループに決めた。落札額は72億8865万4450円。次点は清水建設グループだった。
ユニホーグループの構成員は、鴻池組、池田建設、ライフポート西洋の3社。協力会社は山下設計となっている。
事業手法は、事業者が設計・建設した後、大学に所有権を引き渡すBTO方式。現在の工学部7号館A・B棟や、機械学科実験棟などを解体して新施設を建設する。新施設は、分散している研究実験室などを集約化した「教育研究棟」(鉄骨鉄筋コンクリート造10階建て延べ1万3850平方b)と、食堂や購買などが入る「福利厚生棟」(鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ2000平方b)で構成。この2棟には、任意で延べ100平方b以上の民間付帯施設を合築することも可能としている。
事業期間は2038年3月まで。19年10月〜23年4月1日までを1期、23年5月〜10月1日までを2期とした。1期では主に施設新築、2期では主に既存施設の解体と交流広場などの整備を行う。
提供:建通新聞社